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ブログ 10 SEP

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2018年 9月 10日

今季のテーマ  新着の品々から

  万古の造形の特異さ、面白さは何度も取り上げてきましたが、この作品も忘れられない一品になりそうです。ポピュラーな巾着、袱紗のモチーフ。しかし今回は、紐で絞った口の部分の襞の表現が簡略化されず、実際に粘土を細かく折りたたまれ、しかもその縁に金彩が施されています。一体どんな道具を使って粘土を操ったのでしょうか。高さ、幅ともに1.5cmほどの蓋のつまみは犬になっていますが、首のよだれかけまで緻密に表現されています。このような細かな造作を可能にしているのは、きめの細かい粘土自体の性質はもちろんのこと、作り手の感性と技術の賜物以外の何ものでもありません。大切にしてくださった前の持ち主のご見識にも敬意を表します。

参考商品   秋草文蓋物   高さ 6.4 cm  径 5.7 cm

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