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ブログ 30 JAN

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2018年 1月 30日

今季のテーマ  燃ゆる赤、映ゆる紅

 輸出陶磁器の形体の中で、とりわけ飾り花瓶、そして急須や土瓶などの注口付きの器の独創性には目を見張るものがあります。一体どこから着想を得、何がお手本だったのでしょう。今日のインターネットは、決して訪れることのない地球の反対側で作られている器でさえも検索して見ることを可能にしました。それにひきかえ、書物や写真、人づてに聞いた間接的な情報しかなかった時代に頼りだったのは、専らそれらを感性で膨らまし、三次元化する創造力だけ。例えばこの花瓶には、面取りや襞など、今日の一般的な鶴首にはない細かな芸が施されています。もちろん時代の求めも変わるでしょう。それでも、情報さえ豊かならば創造力も高まるとは一概に言えない所に、芸術の深遠さを見る思いです。

商品番号 1108   花鳥図鶴首花瓶    高さ 31.5 cm   底径  6.5 cm

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