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2017年 3月 20日

今季のテーマ  急須の二言、土瓶の三言 

 地下鉄は一体どこから地下に入れるのか...という有名な漫才がありますが、陶磁器の遊環もまた、どうやって作られたのかを考えると、本当に不思議なものの一つです。こちらの急須は片手に収まるほどの可愛らしい大きさにも関わらず、驚くほど軽い薄手の練り込みの景色といい、直径1cmほどの遊環といい、作り手の技術の高さと抜群のセンスに満ちています。ガラス質の陶土を使っていることから、傾けるたびに小さな輪は、ちりちりと微かな小気味よい音まで立てるのです。一般的な大人の男性の手指のサイズを考えると、型や道具を駆使したとしても、やはり特別な仕事だったと思われます。

 春分を迎えた高原ですが、消え消(ぎ)えの白い根雪と、まだ硬く凍りついた大地の織りなす山麓は、この愛すべき急須のマーブル模様にも似ています。

商品番号 1104   練込遊環急須  高さ 8.0 cm  胴径 7.3 cm  蓋径 4.3 cm

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