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ブログ 10 MAR

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2017年 3月 10日

今季のテーマ  急須の二言、土瓶の三言 

 包む、結ぶという技術は、日本の生活様式の特徴の一つです。帯はもちろん、風呂敷から百貨店の包装紙に至るまで、立体を平面で装飾してしまうのに長けた文化だと言えるでしょう。包むために平面を立体の形に合わせて裁断するのではなく、折り、畳み、結んでは、立体の形自体に合わせてしまうという姿勢については、いつかもう少し深く掘り下げてみたいと思います。

 お祝い事のお料理を、美しく折り畳まれた和紙の器や、紐や水引などで飾られた食器でいただくことがありますが、この土瓶もそんなイメージです。結び目や折り目を粘土で表した繊細なディテール。「実を結ぶ」、「折り目正しい」など、次々とポジティブな言葉ばかり浮かんできます。そういえば「水を結ぶ(掬ぶ)」という表現もありますので、お洒落な遊び心の一つかもしれません。

商品番号 1101   花鳥文土瓶  高さ 12.2 cm  胴径 10.8 cm  蓋径 6.6 cm

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