2017年 1月 20日
今季のテーマ 寿(ことほ)ぎの
ツグミは高原の冬の庭でも普通に見られるものですから、シロハラやベニマシコがやって来た時のように大騒ぎにはなりません。しかし時折見せる、まるで彫刻のようにじっと木の間にまぎれている姿は、思索にふける孤高の賢者のよう。森の哲学者といえばフクロウですが、ふかふかの羽毛を逆立てて微動だにしないツグミもまた、そんな喩えに相応しい鳥です。
世界に愛される深川の紺青が本当に奇麗です。波に千鳥の組み合わせが粋で爽快なイメージならば、鶴と波には大らかで優雅な印象があります。
商品番号:1302 飛鶴波涛図花器 高さ 14.2 cm 口径縦 12.2 cm 口径横 15.6 cm